2018年02月11日

清風 2018年2月



① ある寺院の掲示板に
  「人生、苦しみを越えて」
  と書いてありました。
  苦しみを越えて、また苦しみにぶつかる。
  さもあろうが、
  苦しみをいただく、
  そんな世界もありなんと思いました。

② わたしの都合のよいようにして下さる。
  都合のよいようになってくる。
  そんなものを幸せと思っているんだ。
  とんでもない。
  今、こんなことになっていることをいただくことによって、
  幸せがあるんだ。

      『詞集 ありのままが ありがたい』(① P70、② P78)
               2009年3月 難波別院発行
               横山貞男 著(1915~1993)写真屋経営・写真家

「あなたにとって、幸せとは何ですか?」「呼吸の出来ることです。」
水木しげる … 漫画家。代表作『ゲゲゲの鬼太郎』

うれしい時は勿論、悲しいときですらも与えられている事実があってのこと。それには気づかない私がここにいる。

「当たり前にある、日常のありがたさを胸に、僕たちはグラウンドに立ちます。」    2016年 春の選抜高校野球大会 開会式選手宣誓   
香川県小豆島高校野球部主将

「当たり前」とは、有ることが難いこと。つまり、奇跡が起こっていることだったのだ、という発見。これこそが、汗かいて、苦悩して生きて得られる事実だったのだ。功徳と言われてきたこと。迂闊にも、気づけていない私がいる。



(2面)
戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。
だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない。
故 田中角栄元総理(『通販生活』2018年春号より)

市民を戦争に巻き込むことは容易だ。自国が他国から攻撃されると言えばいい、というようなことを言ったのは、ヒットラー政権下のヘルマンゲーリングだった。
(同上誌より)

戦争のニュースに触れるたび、人間は悲惨な過去から何も学んでいないのではないかと悲観的な気持ちになる。
日本の安全保障を考える時、常について回るのは、アメリカの核抑止、いわゆる「核の傘」の問題だ。
他国の脅威に対して、日本は「核の傘」で守ってもらう。それができないなら自国で核武装するしかない、などと。

昨年、「核兵器禁止条約」の活動でノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」のベアトリス・フィン事務局長が1月に3日間来日した際に、安倍首相に会いたいという希望に対し安倍首相は日程の都合が付かないという理由で会おうとしなかったのも、「核の傘」という呪縛から逃れられないからであろう。
「核に依存する国には様々な議論があると思うが、参加への障害にはならない」と述べ、さらにフィン氏は「日本がとっている政策が“核兵器禁止条約”の文言に違反しているのか洗い出してほしい。
抵触しないのなら、何故参加しないのかという議論につながる。
事実に基づく議論をすべきだ」と語った。

将来の我が国の安全保障を、軍事力によらず憲法の精神を活かしていくためには、日本・韓国それに北朝鮮を含んだ北東アジアで非核兵器地帯(註)をつくる。
つまり、核の傘ではない、非核の傘による安全保障を考える具体的なチャンスが国際的に動き出したのである。唯一の核兵器による被爆者を出している日本としては、この努力に対してこの条約の精神を世界の未来を切り開く契機にしていくべきチャンスととらえるべきであろう。

(註)非核兵器地帯とは、地域内の国家間で結ばれた条約によって核兵器の開発や製造、取得などが禁止された地域のこと。キューバ危機を契機に、まず1960年代にラテンアメリカ及びカリブ海地域で条約が結ばれ、その後、東南アジア、アフリカなどの各地に作られてきた。




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