お庫裡から 2024年10月

守綱寺

2024年10月23日 11:33


現憲法の前文は、
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」
と始まります。
私はまだ決まっていない自民党の総裁選に関心があります。モリカケサクラと問題のあった安倍元首相の不運な事件の後、次々明らかになってきた旧統一教会との関係、国際勝共連合とのつながり、派閥の裏金問題、そのどれもが解明されないまま、9名の候補者は次々と「私が選ばれたら」と政策を披露しています。
民主主義は、自由や平等を確保させる一つの手段ですが、国会は議論をせぬまま多数決で強行採決、政府も大事なことを国会に諮らず政府主導で事を推し進めている。私は今の政府の行為で取り返しのつかぬ事態にならぬか危惧しています。
私はもう後期高齢者で未来が長い訳ではありません。それでも「誰が首相になっても同じ」「世の中変わらない」と、無関心であってはならないと思います。
子や孫が戦死者の数に入らないよう、どうすればよいか。ガザやウクライナにならないために日本はどうすればいいか。またイスラエルやロシアと同じことを日本がしないようにどうすればいいか。
武力では決して人は守れない。(9月22日記)


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