今日も快晴!? 2025年1月

守綱寺

2025年01月06日 13:13



 秋に、「豊田市 中学生と地域の大人による対話プログラム実証事業~tsumugu~」に参加しました。
友人から「陽子ちゃん、こんなのあるけどどう?」と紹介されて、(彼女が勧めるなら、きっと面白いに違いない♪)と、よく知らないまま引き受けることにしましたが、予想通り大正解でした。
 tsumuguは、事前の研修でプログラムの概要説明を受けて、市内にある4つの中学校の中で、開催日時の予定の合うところを選んで訪問し、中学生の子どもたちと対話をします。
研修に参加すると、「人生グラフ」というワークシートを渡されて、横軸に自分の人生を年代を区切って記入し、起こった出来事と自分の感情を縦軸に記入してゆきます。
このワークシートを記入することがなかなか難しく、50年分の自分の人生を振り返るとなると、かなり時間が掛かりましたが面白かったです。
 当日は、そのシートを持って中学校を訪問し、生徒三人対大人一人で組になります。
①自己紹介(10分)
②大人が生徒に人生グラフを紹介(10分)。
③子どもの人生グラフを見ながら順番に1対1の対話(15分)。待っている子どもたちは、代表の大人の人生紙芝居を聞く。
④まとめ:これからの人生を考える(10分)という流れで、110分の授業時間は終わります。
 豊田市としては、人口減少、少子化、人生100年時代の到来等を受けて、「全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことの出来る地域社会」を作ろうとする狙いがあるそうです。
代表の深見先生の話では、子どもたちは、先生でもない、親でもない大人と対話することを通して、「本気で向き合ってくれる大人の存在がいる。自分は一人じゃない」と感じるのだそうです。
こうしたプログラムを実施しようとする人が豊田にいること、手を上げてくれる中学校があることが、まずとても良いなと思いました。
さらに当日は、体育館に集まった大勢の大人を見るだけでちょっと感動してしまいました。
私のように時間の融通が利く主婦ばかりではないのに、平日の午後、子どもたちのために仕事を休んだり、スケジュールを調整して参加しようと思う大人がこんなにたくさんいるんだと思うと、(豊田も捨てたもんじゃないな)と胸が熱くなりました。
 実際に子どもたちと対話を行ってみると、どの子も自分の好きなものを見つけて、部活や習い事を頑張っていたり、学校生活を楽しんでいる様子が分かりました。
しかし、勉強面や人間関係、自分の総合評価に「微妙」と答える子が多く、「自信のなさ」を感じました。
子どもたちの話を聞いたあと、「部活を頑張っているんだね。それって凄く素敵なことだよ。」「人間関係で悩んでも、自分なりに乗り越えたんだね。頑張ったね。」「クラスのお友達と仲良く過ごせているんだね。いいね。」と、目の前の子どものやっていること、感じていることをそのまま肯定し、良いところを見つけて褒めるよう心掛けました。
大人目線のアドバイスや価値観の押しつけを行うのではなく、対等の人間として向き合うことで、子どもたちの表情がどんどん明るくなりました。自分の子育てを振り返ると、どうしても出来ていないことや足りないことに目が行き、「もっとこうしたら?」「ここがまだだね」と、先のことばかり心配して、目の前に居る子どものそのままを「良いね」と褒めることがあまりなかった様な気がします。
本当は、「今」の「そのまま」の子どもを、丸々肯定して受け止めるだけで良かったのだと、今更ながら気づかされました。
関わり方に正解がないからこそ、毎回全力で目の前の子どもと向き合うことで、大人も発見と実りの多いプログラムでした。


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