本堂に座って 2025年3月

守綱寺

2025年03月11日 11:42


今月も谷口たかひささんの本から、「自分軸」について書かれた文章を紹介します。

<不幸になりたくなかったら、やめるべき2つのこと>
 「世界の幸福度ランキング(2023)」を見ると、トップ10のうち、8か国は実にヨーロッパの国です。
日本は47位。それなりに長い時間をヨーロッパで過ごす中で、幸せについて考えることが度々ありました。
たどり着いた僕なりの答えは「幸せになる理由があるのではなく、不幸になる理由がある」ということ。人間というものは、そもそも幸せになる力が自然に備わっている生きものだと思ったのです。
そして、「不幸になる理由」を突きつめて考えていくと、シンプルに次の2つのことが諸悪の根源だという結論に至りました。
① 人と自分をくらべること 
② 人の目を(過度に)気にすること
(もちろん最低限の生活水準を満たせているか、といった要素も大切だと思いますが、その上で精神的な話として)
 この2つのことによって、自分から不幸をつくり出してしまっている人が、特に日本にはとても多いと思ったのです。
欧米に行かれたことのある方はご存じかと思いますが、みんなビックリするぐらい人の目を気にしていないように見えます。
「私は私」を地で行っています。
実際に、北欧を訪れて現地の人に「幸せの秘訣」を聞くと、真っ先に返ってきた答えは――「人と比べないこと」対照的に、ブータンは昔は「世界一幸せな国」と言われていましたが、SNSを国民が使うようになって比較が始まってから、国民の幸福度がダダ下がりしていると現地で調査中に聞きました。
(もともとブータンは、「今日も美味しいご飯が食べられました。」「今日も家族が健康で幸せに生きられています。」と、自分が今持っているものに目を向けて、それに感謝の気持ちを伝える人たちが多い国)
 もちろん、日本にも素晴しいところがたくさんあります。
しかし、「幸せ」という点においては、海外諸国から見習ったほうが良いと思うところがたくさんあります。
① 人と自分を比べること  ② 人の目を気にすること
これを断捨離しましょう。「それができれば苦労はしない」と言われそうなので、具体的なことを2つお伝えしたいと思います。
 ①  比べることをやめるために、「私は私」を口ぐせにしてみましょう。人は
  自分が思っている以上に、自分の言葉から影響を受けます。
 ② 人の目を気にすることをやめるためには、そもそも人は自分以外の人の
  ことをそれほど気にしていないと理解しましょう。

<「過去」と「他人」は変えられない>
 大谷翔平選手があるインタビューでこう語っていました。
“あんまり人に興味がないというか、基本的に「自分がちゃんとやっているか」だと思っているので。別に人が不真面目にやっていても、真面目にやっていても、どっちでも僕には関係ないので。
”僕はこれにとても共感します。大谷選手が話した後、「自己中心的なんじゃないですかね?」という言葉が浴びせられましたが、僕はそうやって人に干渉したり価値観を押し付けたりしてくる人の方が自己中心的な場合が多いと思っています。
僕も「人に興味がないですよね」とよく言われます。
もちろん自覚していますし、もっと言えば、自分がやりたいことに夢中で、他の人のことを気にしている余裕がない
。誰の邪魔もしたくないし、誰にも邪魔されたくない。「自分の課題」と「他人の課題」をキッパリ分けて考える。他の人のことをとやかく言ってばかりの人を見ると、「自分の人生を生きればいいのに」と思います。
もっと自分に集中しないと、自分が損をすると思います。
 「過去」と「他人」は変えられない。変えられるのは、「今」と「自分」だけなのだから
。そして、そんな過去や他人に執着して過ごした時間を振り返ると、その間のストレスとシワが増えただけで、1ミリも成長していなかったことに気づきます。
 あなたのやっていることを否定したいその人は、「自分にできないことをやっているあなたへの嫉妬」かもしれないから。そして絶対に間違いがないことは、その人があなたの人生に責任をとってくれることはないから。
大丈夫、あなたはあなたの信じる道を突き進んで。
言いたい人には言わせておけばいい。そんな人に、あなたの貴重な時間やエネルギーを使う価値はない。
(『自分に嫌われない生き方』KADOKAWA 刊
第1章 自己肯定感~あなたには「自由」と「権利」がある~より引用しました)


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