2022年12月20日

今日も快晴!? 2022年12月

今日も快晴!? 2022年12月


11月に高橋中学校区にお子さんを持つお母さん達のグループ「にじいろといろ」主催の「性教育講座」に、中学3年の娘と参加してきました。
『みんなで考える「体のこと」「心のこと」「性のこと」~みんな違ってみんないい』というタイトルで、「この地域が子どもたちにとって安全で、心も身体も安心して健康に過ごせる場所であるよう、科学に基づいた正しい性の知識の普及活動に努めています」、「大人になっていく子どもたちが、幸せな未来を迎えられるように。地域で話しませんか?」と案内ちらしにあるように、「子どもたちの住む地域」にこだわって講座が開催されたので、主催側も参加者も高橋中学校区在住の顔見知りが多く、会場は和やかな雰囲気で包まれていました。今、
豊田市中のあちこちの地区でこうした性教育を行おうとする動きがあるそうです。
各地の主催者同士も繫がりがあり、素敵なムーブメントが生まれているなと嬉しく感じます。
講師を勤めて下さったのは、あかね医院の助産師永井理恵子さんです。
あかね医院は娘のお産でお世話になった産院で、畳の上でフリースタイルでお産をすることで知られています。
お産とは本来自然な営みで、医療の介入は最低限に…というあかね医院のお産に向き合う姿勢が好きだったので、ここでお仕事をされている方のお話は是非聞いてみたいと思いました。
永井先生は「姿勢を崩して下さい。楽な姿勢で聞いて下さいね。途中で聞きたいことがあったらその場で聞いて下さい。何でもお答えしますよ。」と、緊張気味の参加者に何度も声を掛け、模型などを使って生理の仕組みや性器の構造など分かりやすく丁寧に教えて下さいました。
「性暴力」についてのお話もありましたが、性暴力は「相手との関係が対等でない場面で起こる」のだそうで、そうしたことが起きないために「自分を大切にし、相手を大切にし、相手とよりよい関係を作る」ことが大切とのことでした。
「性教育は人権教育」という言葉もあり、SANE(性暴力被害支援看護師)として様々な現場を見てこられた永井先生の言葉に、こちらが想像も出来ないような悲惨な現場があるのだろうなと感じました。
性教育なんて、子どもたちに改めて伝えるのは恥ずかしく、(言わなくても分かっているだろう。うちの子たちに限ってそんな間違いはないだろう)と、そのままにしていました。
私たち夫婦が仲良くしていれば、その姿を見て育った子どもたちは、そうそう間違った性行動はとらないだろうと楽観的に考えていたからです。
子どもたちに正しい科学的な知識で性教育を語ると同時に、「あなたは、お父さんとお母さんが互いを大好きになって、この人の子どもを産んで一緒に育てたいという気持ちになってあなたが産まれたんだよ。あなたのお父さんとお母さんになれて本当に嬉しい。あなたが産まれてきてくれて本当に良かった。」ということも、繰り返し伝えてゆきたいとも思いました。
子どもたちが、自分という存在の根幹が揺るがないように。
「自分は愛されている」「産まれてきて良かったのだ」と、絶対的な安心感のもとにあって、自分存在が丸ごと肯定されることで、自分を大切にすることも相手を大切にすることも出来て、正しい性の知識も生きてくるのではないかと思えました。
性教育も、「なんまんだぶつ」と繫がっているように思えるのでした。

Posted by 守綱寺 at 13:58│Comments(0)
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