2018年02月07日
今日も快晴!? 2018年1月
のんびりマイペースの次男が厳しい練習についていけるのか、最初は心配していました。
中学の運動部に関しては、「チームスポーツだからと、練習を休ませてもらえない」、「怪我をしているのに、治る暇が無いくらい練習をやらされる」、「宿題をやる暇が無く、成績はどんどん下がる」等々の「ブラック部活」の話を聞いていたこともあり、そんな部活に巻き込まれるのは嫌だなぁと、ドキドキしていました。
そうした不安もあり、練習の後、次男に「今日の練習はどうだった?」と度々尋ねましたが、いつも「楽しかった」という答えが返ってくるのです。
試合に行った後は、「部活の先輩たち、いつも冗談を言い合ってバカなことやって笑っている。練習は楽しいよ。
でも、〇〇中の先生は、試合中いつもすごい怒鳴っているんだよ。だけど、弱いんだよね~」と。
なるほどなと思いました。
次男のハンドボールに関しては、苦い経験がありました。
長男がもの作りが好きな大人しい子だったので、次男には運動をやって欲しい。
左利きなのでそれ活かせるスポーツを・・・と思い、小学校の1年間、ハンドボールのクラブチームに通わせたのです。
私自分も部活で取り組んでいたスポーツでしたので、思い入れもありました。
次男は最初は楽しそうに通っていましたが、次第に「行きたくない」「嫌だ」と言い出して、最後は毎回のように渋る子どもを無理矢理車に乗せて練習に連れて行く・・・という状態が続きました。
今考えると、遊びたい盛りの子どもに、コーチの厳しい指導に耐えて試合に勝ちたい、シュートを決めたい、という気持ちはさらさら無かったようでした。
コーチに怒鳴られたり、チームメイトからキツい言葉を掛けられるのも嫌だったようです。
そのうち気が変わるのではないか、「行く」と言い出すのではないかとしばらく待ちましたが、本人は全くその気は無く、「もうハンドに行かない」と言ってきっぱりと止めてしまいました。
その時は本当にガッカリして落ち込みました。
でも、この経験が私にとっては非常に大きなものとなりました。
(親が子どものためによかれと思っても、それが本当に子どもにとって良いかはわからない。
最終的には子どもが決めることだし、親が子どもを自分の思うようにコントロールできると思う方が間違っている)と思えるようになったのです。
次男が中学に入学したとき、「やりたい部活をやれば良い」と口出しはしませんでしたが、なんと中学で一番強いというハンドボール部を選んできたのです。
確かに練習の回数は多いし、試合が近くなると使用できる体育館を探しては練習が追加されるので、送迎や練習に合わせてご飯の支度、弁当の準備など親も大変なことは多いのですが、「楽しい」という子どもの言葉が何よりの原動力です。
ハンドボール部は、12月に1年生大会がありましたが、結果は見事優勝でした。
経験者や運動神経の良い子たちに交じって、なんとか足を引っ張らずについていっているようです。
もう親が口を出すことは何もなく、環境を整えるのみです。
この先は、親は子どもをいかに「手放す」かを考えなければいけないなぁと思います。
Posted by 守綱寺 at 15:44│Comments(0)