2019年09月09日

今日も快晴!? 2019年9月

今日も快晴!? 2019年9月

近頃、読み聞かせ会終了後にお友達とお喋りしていると、「うちの上の子が中学校になった(または小学校の高学年になった)。
周りがみんな塾に入っているのだが、塾に入れた方が良いのだろうか?」という質問をよく聞くようになりました。
お寺の読み聞かせ会も開始から14年が経ち、生後半年くらいでママのお膝に座って絵本を聞いていてくれたあの子が、もう中学生かぁ・・・と感慨深く思います。
我が家は、基本私がケチで貧乏性なので(塾代なんて高くて払えな~い!自分でなんとかしてくれ~!)と思ってしまいます。
子どもが「自分が希望する学校に対して、自分なりに努力したけれど、どうも結果が出ない。
でも、どうしてもあの学校に行きたいから、塾に行かせてください。」と頼んできたら、まぁその時に考えようと思っています。
塾が必要かどうかは、その子のその時の状況によるものなので、入れた方が良い時も入れなくても良い時もあると思うのですが、「中学生になったから入れないといけない」とか、「周りがみんな行っているからいかないといけない」という意見には「NO」と答えたいと思います。
「周りがみんな行っているから」と不安を感じるのは、本人より親の方が多いように思うのです。
「みんなと一緒」ということで安心するのは、実はとても怖いことだと思います。
空気を読み、目立たないように、はみ出さないように生きることは、子どもたちに強いストレスを与えているように思います。
中学校を見ても、「個性は大事だ」と口では言いながら、同調性を強いられ、個性をそぎ落とし、「みんなと一緒」を強制されて、「自分が自分で居られない」という悲鳴のような叫びが、増え続ける不登校の原因かもしれません。
むしろ「みんなと一緒だと不安」というくらいの子どもに育てられたら万々歳だと思います。
また、(塾に行かせているから大丈夫だろう)と、大人の精神安定剤のように子どもを塾に送り込むのは、一番大切な「子どもと一緒にそのことについて真剣に考える時間」を奪ってしまっているように感じるのです。
塾は、目先のテストの点数を上げることや、受験に関してはプロかもしれませんが、「この子が20歳の成人を迎えたときに、本当に自立した人間としてきちんと育っているのだろうか?30歳、40歳になったときに、『これで良かった』と言える幸せな人生を送れているのだろうか?」ということについてまで責任を負ってはくれません。
子どもが勉強に躓いたときに、自信を失ってしまったとき、「自分に生きる意味があるのだろうか?」と悩んだとき、親の力が試されているように思います。
そんなときに、お金を出して子どもの問題をどこかに丸投げするのではなく、子どもと一緒に親も悩み、苦しみ、もがきながら子どもと一緒に生きる道を選びたいと思うのです。
ゲーム、携帯、スマホetc・・・子どもたちが小さいときから、「子どもに何を与えるか。いつからか。」ということが常に話題になり続けました。塾もその一環なのでしょう。
それぞれに良い点&問題点はあるので、少数派なることを恐れず、「周りがみんな持っている。周りがみんなやっている。」を判断基準にしないようにしたいと思っています。

Posted by 守綱寺 at 20:00│Comments(0)
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