2019年01月04日
今日も快晴!? 2018年10月
9月の半ばから、東京に住む三番目の妹が、二人目の赤ちゃん出産のため里帰りしてきました。
予定日は11月ですが、体調を考慮して、少し早めに産休をもらって帰ってきてくれました。
2歳半になった姪っ子ののの葉ちゃんのかわいいこと。
よく笑い、よく動き、お喋りもとても上手です。
特に食べ物に関するお喋りがとても上手で、「ののもたべる~」「ののもちょーだい」「もも、たべる~」「おいも、たべる~」「おまんじゅうたべる~」と、大人顔負けの食欲を見せてくれて、いつもお腹はぽんぽこりんです。
3人の子育ても一段落して、少し余裕を持ってののちゃんをみてあげられるつもりでしたが、ののちゃんが真っ先に向かったのは、我が家の末っ子の在でした。
在もはじめての妹分が嬉しいようです。
「お姉ちゃんがやってあげる」「お姉ちゃんが抱っこしてあげる」「お姉ちゃんが一緒に行ってあげようか?」と、「おねえちゃん」という単語を連発し、ご満悦です。
次にののちゃんが向かうのは、いつもご飯を食べさせてくれるおじいちゃん&おばぁちゃんです。
ママの「あ、だめだめ。ご飯全部食べてからね」という言葉も聞こえないふりで、おばぁちゃんがむいてくれる食後のデザートの梨やりんごにまっしぐらです。
(この人達の近くにいれば、いつも美味しいものがもらえる)という子どもの嗅覚は的確です。
そんなこんなで、里帰りして以来、2日経っても3日経っても、一向にののちゃんは私のところに来てくれません。
一週間ほど経って、妹が産婦人科の検診に行く日がありました。
平日だったのでうちの子どもたちもおらず、母も少し用事があったので、いよいよおばちゃんの出番です。
子どもたちと昔よく遊んだレゴ、ままごと、お絵かき、こま、ビー玉etc・・・様々なアイテムを駆使して、ピュアな二歳児をたちまち虜にしてみせます。
家に無いおもちゃの数々に、はじめは物珍しそうに遊んでいたののちゃんでしたが、ふと気付いた瞬間から、「おとーしゃんは?」「おかーしゃんは?」と繰り返し聞くようになりました。
「おとーしゃんは?」「おしごとだよ~」「おかーしゃんは?」「びょういんだよ~」。そんな会話を3分に一回ほど交わして30分ほど経った頃でしょうか。
ののちゃんが、声を殺してしくしくと泣き出したのです。
わーんわーんと大声で泣いてくれたら、こちらも抱っこやおやつや色んな方法で気を紛らせたのでしょうが、ののちゃんの泣き方は、我慢に我慢を重ねて、ついに我慢が出来なくなったけれど、泣いても仕方が無い。
今はおかあさんはこの場にはいないし、呼んでも来てくれない。
ということを全て分かった上で、耐えきれなくなってこぼれた涙でした。
ほろりほろりと頬を伝いこぼれる涙と、ののちゃんのくしゃくしゃの顔に、(なんて愛おしいんだろう。この子は、こんな小さい身体で、自分の置かれた状況を全部理解して、慣れない家に一人置いてきぼりにされた寂しさに耐えていたんだ)と、健気なのの葉ちゃんにすっかり心を鷲掴みにされてしまいました。
もうおばちゃんに出来ることは、毎日美味しいご飯を作って、ののちゃんのお腹をますますぽんぽこりんにすることだけです。
妹よ。里帰りの間に、メタボののちゃんになったらごめんなさ~い。
Posted by 守綱寺 at 15:44│Comments(0)
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