今日も快晴！？ 2020年12月

毎年11月の第2週の週末は、報恩講という親鸞聖人のご命日の法要が勤まります。

お寺で1年で一番大きな法要で、前日の金曜日からお檀家さんたちが大勢集まって準備をして下さいます。

今年は、報恩講の二日目に父から主人へ住職交代式が行われることが決まっていました。

正直、（父が死ぬまで住職をしてくれていれば良いのに･･･）と思っていました。

子どもたちも大きくなったとは言え、毎日のお弁当作りや部活の送迎など、まだまだ手が掛かることもあり、代替わりをすることでこれまで自分の担当で無かった仕事がこちらに回ってくるのは面倒だと思っていたのです。

父と母が、代替わりすることで気持ちの張りがなくなり、急に老け込んだりしても困るなぁとも思いました。

けれど、11月の寺報で代替わりのお知らせをすると、会う方会う方に「おめでとうございます」と言われ、代替わりとはそんなにおめでたいことなのかと、逆に驚いてしまいました。

寺で生活する以上、代替わりは時期が来れば当然来るべきものであって、取り立てて大げさにするほどのことではないと思っていたのです。

けれども、こうして大勢の方に喜んで頂いて、総代さんやお檀家の方たちに張り合いよく迎えて頂き、父母が元気なうちに夫婦揃って寺の仕事を引き継いでゆけることは、やはり一番良い形なのかなと思えます。

交替したとはいえ、まだまだ未熟な私たちです。

これまで以上にお育て頂けるよう、どうぞ宜しくお願い致します。