2022年10月11日

今日も快晴!? 2022年10月

今日も快晴!? 2022年10月

子育て中に仲良くなった友人たちとは、子育ての悩みや園や学校での出来事をその都度お喋りして共有し合って来ましたが、最近は「お墓の悩み」「離れて暮らす両親のこと」「目前に迫る介護」といった話をすることが増えました。先日も、「明日父が退院することになってね…。」と、子どもたちがほぼ同世代の友人の話を聞くことになりました。
彼女のご両親は、隣県でご夫婦二人暮らしです。
半月ほど前に、とてもお元気だったお父さまが腸閉塞で急に入院することになり、自宅に一人残されたお母様は軽度の認知症で一人で生活出来るとは思えず、彼女が出向いて「しばらくの間、豊田の私の家に来て一緒に生活しよう。」とお母様を説得して家に連れて来たそうです。
友人は時々笑顔を交えてお母様の様子を話してくれましたが、なかなか厳しい状況でした。
「認知症って、言っても言ってもすぐ忘れちゃうんだよね。30分に一度、『手術になるならお父さんに会いに行かないと。』、『お父さんの顔を見に病院に行かないと。』と言うので、私が『病院に行ってもコロナで会わせてもらえないんだよ。お医者さんと看護師さんがちゃんとみててくれるからね。大丈夫だよ。』と説明すると『そっか…』と納得していたけど、それが5分に一度になり、説明しても『私は妻だから会えると思う』とか『私はコロナじゃないから会えると思う』、『会えなくても行く。看護師さんと話してようか。』、『会えなくても家に帰る。一人で大丈夫。お父さんを待っていないと。』などと言うようになってね。『会えるようになったら病院から連絡が来るから、そしたら行こうね。』と言って落ち着かせるけど、すぐに忘れちゃう。他のこともすぐに忘れちゃう。」
「何でも食べちゃうんだよね。棚にしまっておいたお菓子とかも全部探して封を開けちゃうし、子どもが友達から貰って大切に取っておいたおやつもなくなってるし、聞いても『知らない』と言うし、『お腹一杯だからご飯そんなにいらない』と言いながら一番よく食べる(笑)。」
「洗濯物も畳んでしまってくれるんだけど、色んな場所に勝手にしまっちゃう。あれがないなぁと思って探していると、(え?なんでこんなところに??)ってところから出てくるし、『私があとで畳むから大丈夫だよ』と言っても、習慣で洗濯物見ると畳んじゃうみたいで。」
「子どもたちが、怒ったり説明したり注意したりするけど、母はすぐ忘れちゃう。私は度々実家に行って母の様子を見ているからなんとなく受け入れられるけど、子どもたちは今まで一緒に暮らしていなかったから理解出来ないみたいで。『おばぁちゃんは認知症。病気だから仕方ないんだよ。いずれママもこうなるかもしれないよ。』って言ったら黙っていたけど…。」
「認知症のお年寄りのお世話は子育てと一緒だね。子育ては、まだ希望があるから良いけど、介護は大変だね。でも、母は何かを食べる時は、『こんなふうに娘の料理食べて過ごせるなんて幸せ。』と言ってくれるんだよね。」
そんな話をしながら、これが年を重ねていくと言うことの現実なのだと、つくづく感じました。
身近な友人の話を聞かせて貰えたのはとてもありがたく、介護が「自分事」になった時に、どこまで何がやれるのか。自身の想像力を巡らせる日々です。



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