2018年02月07日
お庫裡から 2018年1月
年が新たまると、それに合わせて手帳を新しくします。
毎月行っている読書会の大凡は、グループによって行う曜日が決まっています。
それにコーラス、お茶、お花、洋裁、俳句。
この会は第1火曜ね、この会は第二金曜、この会はこの会はと、1月から予定を入れていくと、まだ始まってもいない新しい年の12月まで、びっしり予定が入ってしまいます。
八重てもいけないから、最初から予定がわかっているのならと、手帳に予定を入れていたら、何やらモリモリと手帳から聞こえてきました。
「予定は未定だぞ。予定通り何事もこなせるなど、ゆめゆめ思い上がって思うでないぞ。」
親鸞聖人が得度を志された時、「夜も更けたから、明日に」と言われた慈鎮和尚に向かって、
「明日有りと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
と仰り、その夜得度を受けられたと聞いております。(東本願寺では、その故事に倣い得度は9歳から受けることができ、得度式は御影堂の戸を立てて行う)
ああ、そうだった。本当に明日有りとはわからぬ身だった。
明日 死ぬかのように 生きよ
永遠に 生きるかのように 学べ ガンジー
先人は、尊い言葉を残してくださっています。
勿体ないいのちをいただいて、6まわり目の戌年をスタートさせます。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
Posted by 守綱寺 at 15:53│Comments(0)
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