2020年08月05日
お庫裡から 2020年8月
「おばあちゃん、背比べをしよう」
中学生になった在ちゃんと顔が合うと、背比べを求められます。
入学したばかりの頃は、まだ子供、子供していたのに、4ヶ月が経ち、急にニョキ、ニョキと大きくなってきました。
私の背は、一番高かった時は156.7cmありました。
それが年令と共に縮み始め、今は155cmあるでしょうか。
最近は計ったこともありません。
在ちゃんと並ぶと、丁度目線が同じ所にあります。
「ネ、ネ、誓くん、見て、見てどちらが高い?」
孫が私の背を越えて成長していくのは嬉しい事なのに、又、そうであってくれねばと願っていることなのに、比べっこ(競争)となると、負けられぬ根性が思わず顔を出し、胸を張る私。
そんな私の心を知ってか知らでか、心優しい誓くんは、「うーん、どちらとも言えないなー。同じくらい。」と答えを濁します。
この夏が過ぎたら、当然、在ちゃんの背は私より高くなることでしょう。
そうなれば、「背比べしよう」なんて言ってくれなくなります。
「負けた、負けた。在ちゃん、大きくなったねー。」と言う日まで、せいぜい胸を張り、腰を伸ばし、いい姿勢を保ちたいと思います。
Posted by 守綱寺 at 10:57│Comments(0)
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