2020年12月08日
お庫裡から 2020年12月
お寺が伝えようとしていることを、毎月、境内の8ヶ所に掲示しています。
まぁ、寺のショーウィンドウだと考え、続けています。
多くの皆さんに読んで頂きたいと願っていますが、そればかりではなく、書いた私自身が、その言葉に教えられることも多く、私の嬉しい仕事の一つです。
(清風に入れる掲示板は、境内の一ヶ月遅れで掲載しています。)
11月14日夜遅く、突然、義兄が命終されました。
朝も普通に目覚め、リハビリに行く予定が、熱が37.5度あったので病院へ行くよう指示をされ、地域の病院へ救急車で出かけたのです。
長い検査が終わり、検査結果を聞く頃までは意識もはっきりしていたようですが、別室で「今夜いっぱい持つかどうか」と聞かされた姉は、どんなに驚いたことでしょう。
間もなく意識が無くなり、4年前の11月15日、48才で逝った長男の後を追うように、83才の寿命を全うされたのです。
パーキンソン症候群を患っておられ、動きも悪くなっておられましたが、寝付いていた訳ではなく、食べる事も大好きな方だったので、病み・やつれもなく、前ぶれのないあまりに早い逝去に本当に驚きました。
(11月20日葬儀でした。)
お悔やみから寺に帰ると、
うかつ者
今朝もまた 目が覚めたを なんとも思わず 一日がはじまった
あさましや 目が覚めたを 当たり前にして 何が喜べようか
この掲示が目に飛びこんできました。
義兄から「うかつ者であってくれるな」との、命がけのお説法を頂きました。
ありがとうございました。
Posted by 守綱寺 at 17:15│Comments(0)
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