2021年03月01日
お庫裡から 2020年3月
お寺の仕事で私の大好きな仕事の一つは、本堂のお花を立てる事です。
流儀も何もありません。正式に教えてもらった事もありません。
勝手流です。
自分が花を立てていると、他所へ行った時、自然とお花に目が行って、あれこれと教えられます。
でも、性質は変えられないので、いつもアバウトな尚子流の仏花となります。
喜んでお花を立ててきたのですが、長年の使用で二基の花瓶が使用不能となりました。
この度、御立の成田哲也様のご寄進で、ご本尊の花瓶一対が新調されました。
富山県の高岡へ発注し、2ヶ月かかって作られました。
一基10Kgあります。
(これだけの重さがあると、芯に負けて倒れることはありません。)
木々に囲まれた守綱寺は、仏花の芯に使う木々は、沢山ありました。
長年、切り、切り使っているうちに、私の背丈で届く枝が、段々少なくなってしまいました。
それで、裏の土手に仏花の芯用にと、松・槙を植えてもらいました。
その他に、友人がお正月の仏花にと葉が30cmもある大王松を、その松の葉が色あせる頃近くの友人から黄色い蕾のぎっしり付いた山茱萸の長い枝を、毎年のように頂きます。
初夏にはグラジオラスを、秋には菊を「仏さんに」と頂くと本当に嬉しいです。
寄進して頂いた新しい花瓶は、3月28日の永代経で使い始めます。
どんな仏花が立つか、私はドキドキしています。
Posted by 守綱寺 at 14:54│Comments(0)
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