2021年07月05日
お庫裡から 2020年7月
挿し木で育てた紫陽花を頂いて、頂いて、参道から山門下の駐車場にかけて植えた株が大きく育ち、見事な花をつけて、この季節、参道を通る人を楽しませてくれます。
株を数えると60株程あります。
境内にも鐘楼の西側を中心に頂いた株を植え、こちらはまだ参道程大株に育ってはいないものの、ここ2、3年、きれいな花をつけるようになりました。
紫陽花は、色々新種も出て、めずらしい花を見つけると買い求め、花を楽しんでから地植えにします。
私が植えたそんな株は、大抵消えてしまいます。
今年、草を取っていた時、草に埋もれながらも、紫陽花が小さく葉を出しているのを見つけました。
私が植えた事も忘れているのに、「ああ、あなたは生きていたの。よく生きてくれていたのね。頑張って大きくなってね」
その紫陽花が愛しくて、草を取る手も軽やかになります。
去年、挿し木をした芽もよく育ち、この梅雨時に10株程土に下ろしました。
挿し木にした時は、この花、この花と分けていたのに、育てているうち混ざってしまい、どの株が育ったのかわからなくなりました。
植えたものが全部育つとは限りませんが、各々に咲いてくれる日が楽しみです。
欲ばりの私は、境内を見て、「あー、ここに植えたらいいなー」「あー、ここも植えられる」と紫陽花を増やす所を物色しています。
目論見通り紫陽花が境内に咲きほこるのは何時の事でしょう。
「そう、うまくはいかないよ」どこかからそんな声が聞こえてきました。でも、元気でいなくちゃ。
「そう、うまくはいかないよ」どこかからそんな声が聞こえてきました。でも、元気でいなくちゃ。
Posted by 守綱寺 at 13:59│Comments(0)
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