2021年12月16日
お庫裡から 2021年12月
「今、何時」と時々人に尋ねる。
それが「今日って何日だった?」となり、「今って何月」と月まで人に聞く。
時の流れの早さに頭がついていかないのです。
時の流れは本当に早い。
私の残り少ない時間を時に流されて無駄無駄に生きては、せっかく頂いたいのちに申し訳がない。
正真正銘の後期高齢者となった私の指針です。
「ないものをうらやましがらんで
あるものを喜ばしてもらいましょうよ、のう」
(萩女子短大元学長 河村とし子さんの姑さんのことば)
私の毎月は、いくつかの読書会、みなさんがよく足を運んで下さるので、新たな気づきも生まれ、私が一番教えられている。
月2回のコーラスも楽しみの時間、楽譜を覚えている時は不安げな音も、次第にハーモニーが整い、曲に仕上がってくると、コーラスの醍醐味を味わう。
俳句も、「この会だけは止めたくない」と言って下さる方々のお陰で続いている。
この会のお陰で、風の音、鳥の声、雲の動き等、あらゆるものに耳を傾け、目を注いで物事を見るくせがついた(だからといって俳句がうまく作れるというものでもない)。
野の花もお茶も洋裁も、本当に面白く、楽しい。みんな、皆さんがお寺に足を運んで下さり成り立つ会ばかり。
皆さんのお陰で、私は両手に余る程の張り合いと幸せを頂戴している。
そしてどの会にも仏法が通底している。
それが又嬉しく大きな喜びとなっている。ありがとうございます。
Posted by 守綱寺 at 10:44│Comments(0)
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