2022年10月11日
お庫裡から 2022年10月
自分のことなのに、どこか他人事のように聞いていた。
脊柱管狭窄症の入院・手術が目前となった(入院9/26・手術9/27)。
9月半ばから検査だ、面談だ、説明だと、何度も病院に通うことになった。
先生方に何を話されても、「はぁ、そうですか」「はぁ、そうなんですね」「おまかせします」それしか言えない。
「入院は一ヶ月みておいてください」ここでも他人事みたいに「はい」と生返事。
実際に何が行われるのか、体験したことがないので、想像ができない。
一ヶ月家を空けることになると、入院のことよりも留守にする家のことの方が気に掛かる。
入院の持ち物リストを読んでいるのに、心は上の空。
入院する10月は、気候もよく外仕事も内仕事もいちばんはかどるいい季節なのに。
十分身体がまわらないので入院・手術という段取りになったのに、この期に及んで、まだ頭は家中を走りまわる自分を掴んだままでいる。
今月の掲示板のことば「脳(自分)と身体は別もの」に深くうなずかされる。
「狭窄による痛みは、手術で全部取れます」と言われる先生に全てをおまかせして手術に臨みます。
「成ったあなたを生きればいい」と仏さまの声が聞こえる。
さて、来月はどんな私でいることやら。
Posted by 守綱寺 at 14:41│Comments(0)
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