2023年06月16日
お庫裡から 2023年6月
今年も早や折り返しの月を迎えました。
自分ではしっかりしているつもりでも、つもりはやはり、思い込みに過ぎないと知らされる出来事がありました。
冬に枇杷の花が咲いているのを見つけ、よーし今年こそ鵯に食べられぬよう袋がけしようと思いました。
5月初め、松平JAへ花苗を買いに行った時、そこで枇杷を包む袋が売られているのを見つけました。「よーし、やった。これで今年は美味しい枇杷が食べられるぞ」ワクワクして、1包み(30枚入り)でいいものを、失敗するかもしれないと2包みも買いました。準備万端。
いよいよ実が大きくなりだし、そろそろ袋がけしようと思ったら、あの買った枇杷袋がないのです。オレンジ色をしていたので、そう見落とすはずはないと思うし、目立つようにと何かに立てかけたという記憶はあるのです。それがない。もう一週間以上探しています。立てかけたというのは思い込みで、机の上の新聞や広告と一緒に出してしまったのかもしれません。たぶんそうなんでしょう、あーあ。
最近、一日に2つ以上の用事をこなそうとしているのに、1つを忘れる事が頻発。これは私の気の散漫によるものなのか、老人性の呆けというものなのか。
日常の用事は忘れてもそれだけのことだけど、私はこの世に何をしに来たのか、という大きな課題(後生の一大事)が、我が身から我が思いを破って、現実にうなずき、そこに立たしめてくれる。
Posted by 守綱寺 at 12:50│Comments(0)
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